紅茶の種類〜世界3大銘茶とその他の特徴

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紅茶にはさまざまな種類がありますが、とりわけ日本でよく耳にする有名な種類をわかりやすくご紹介します。

まずは、世界3大銘茶というのはご存じでしょうか。数ある紅茶の中でも独自の製法でつくられ、独特のフレーバーをもつ高品質なお茶に与えられた称号で、ダージリン、キーマン、ウバという3種類の事をいいます。

紅茶の種類

ダージリンはヒマラヤ山麓の高地で育った茶葉で、紅茶のシャンパンともいわれ、マスカットやピーチ、カシス等の甘い香りを感じられる味です。ストレートで飲まれる事が多いようです。

また、ウバは強い渋味をもった個性的な味ですが、ミルクやスパイス、洋酒等何と合わせても本来の風味を失わない自由な飲み方が楽しめます。缶やペットボトルの紅茶にも「ウバ配合」のものがあったりと、ミルクティーをベースにすることがよく合います。

キーマンは中国が産地の茶葉で、蘭やバラの花を思わせる独特のスモーキーな香りが特徴のウーロン茶に似た味わいです。この中で最もなじみがない名前だとおもいますが、キーマンは非常に希少な品種で、最高品質のものだと中国全体の生産量の5%に満たない程度しか生産されておらず、ほとんど市場に出回らないためなかなか手に入らない品種なのです。

3大銘茶の他にも有名な品種は多くあり、アールグレイ、ディンブラ、アッサム、ニルギリ、ケニア等が有名でしょう。

アールグレイはベルガモットの香り付けをした茶葉で、グレイ伯爵(伯爵=アール)が中国で飲んでいたお気に入りの紅茶だった事からこの名前になりました。アイスティーによく合います。

ディンブラはセイロン茶ともよばれ、花を思わせる芳香な香りをもつ高級茶です。ストレートでもレモンなどを入れてもよいでしょう。アッサムはインドの世界最大の茶の産地でつくられているもので、香りが高く甘みもあり力強いはっきりした味です。ミルクティーやマサラティーによく合います。ニルギリはインドの茶葉のわりにはクセの少ないあっさりした香りの高い紅茶です。そしてケニアですが、これはインド、スリランカ、中国に次ぐ世界第4位の生産国ケニアの茶葉で、ティーバッグやブレンド用によく使われます。甘みとコクがあり、ミルクティーに向いています。

通販などでテイスティングパックのように様々な品種を詰めたものもありますから、ちょっと気分を変えて新しい紅茶をいろいろためしてみると、より深い紅茶の世界を垣間見ることができるでしょう。

気になる方は、ぜひ自分の舌で確かめてみてください。

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